おはようございます。
マイダスの北垣です(*^-^*)
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今回は文化住宅についての解説です。
文化住宅、と聞いてどういったものを想像しますか?
当然、人が住むための住宅ではありますが、文化住宅には2種類の意味があり、
比較的古い住宅を指す言葉です。
それもそのはず、一つの意味は大正から昭和にかけて流行した和洋折衷の住宅、
もう一つは主に関西で高度経済成長期に建てられた集合住宅のことを言うからです。
今現在でも、多くの文化住宅で多くの人が生活をしています。
では、その文化住宅とはどういったものなのでしょうか?
まず、一つ目の「文化住宅」は、大正から昭和にかけて流行した和洋折衷の建築様式です。
明示時代には西洋風の洋館などが数多く建てられたものの、当時の財閥や政治家など、一部のお金持ちが建てるようなもので、大衆が住む家はごく普通の和風建築の家が中心でした。
それどころか、今ではなかなか見ることができない長屋なども、当時では一般的な住宅様式です。
それが、大正後期に大衆文化に洋風文化が多く取り入れられるようになり、
一般の住宅にも洋風文化を取り入れたものが登場しています。
その後、昭和に入ってから「和風建築の住宅に洋風の応接間を設ける」という
コンセプトで建てられた家を文化住宅と呼ぶようになり、東京や大阪、神戸などの都心中心部に近い地域の宅地開発と共に、多くの文化住宅が建てられました。
現在でも数多くの文化住宅が残っていますが、戦線の建物ということもあり、
一部は有形文化遺産として保存されているものもあります。
なお、日本人なら多くの人に馴染みのあるアニメ映画「となりのトトロ」に
主人公が住む家が登場しますが、あの家は文化住宅風にデザインされています。
2005年に愛知万博が行われた際、実際にその家を再現して建てたものが提示されましたが、その懐かしい雰囲気誘われて多くの人が訪れていました。
もう一つの「文化住宅」は、関西初の住宅仕様とされています。
戦後の高度経済成長期、多くの労働者が生活するための住宅不足に対応するため
大量に供給された2階建の集合住宅のことを文化住宅と呼んだことで定着しました。
それまで、長屋や下宿屋などの集合住宅では風呂無し、台所とトイレは共用となっているの一般的でした。
それを、各戸に台所とトイレを設けたものが、長屋などと比べて
「文化的な生活」ということで、文化住宅の名がついたとされています。
大阪では、主に省略して「文化」と呼ばれています。
木造モルタル2階建て、瓦葺き、風呂無し、というのが流行当時の文化住宅の共通点です。
風呂無しという点に関しては、当時は給湯設備が高価であったことや、
人口密集地には必ず銭湯があったことで、特に住居選びのポイントとしては
それほど重要視されていなかったようです。
それよりも、電車やバスなどが今ほど発達していなかったり、車やバイクなどの
乗り物も高額であったため、住居選びには職場に徒歩や自転車で通える距離というものが最も重要視されていた時代です。
職場の近くで寝られたらそれで充分だという、まさに高度経済成長期の労働者のための住宅でもありました。
その当時、この文化住宅という言葉が完済ローカルの言葉であったため、
関東圏で「文化住宅二住んでいる」といえば①の和洋折衷住宅に住んでいると勘違いされたそうです。
なお、高度経済成長期に突貫工事で大量に供給された文化住宅ですが、木造モル多くのタル構造で多くが築30年以上ということもあり、1995年の阪神淡路大震災では多くの文化住宅が倒壊し、住民の多くがその犠牲になったとされています。
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担当者 北垣(きたがき)